1. 韓国旅行の基本情報と事前準備

1-1. 韓国旅行はじめてでも安心な理由
韓国は日本から近く、飛行機で約2〜3時間とアクセスも良好です。治安も比較的安定しており、公共交通機関も整備されているため、旅行初心者でも安心して観光を楽しめます。加えて、主要都市では日本語が通じる場所も多く、翻訳アプリや観光案内所の活用で言葉の不安も最小限に抑えられます。
1-2. パスポート・ビザ・旅行保険の確認ポイント
韓国旅行では、日本国籍であれば90日以内の滞在にはビザが不要です。ただし、パスポートの残存期間が滞在日数以上あることが必須条件です。旅行保険への加入も忘れずに。特に医療費や盗難トラブルに備えた補償内容を確認しておきましょう。クレジットカード付帯保険だけでなく、別途の保険加入も検討するのがおすすめです。
1-3. 韓国旅行に必要な持ち物リスト
韓国旅行を快適に過ごすための基本的な持ち物は以下の通りです。
- パスポート・航空券(またはEチケット)
- 現金・クレジットカード・T-moneyカード(交通系IC)
- スマートフォン・充電器・モバイルバッテリー
- 着替え・洗面用具・使い慣れた化粧品
- 常備薬・予備のマスク
- 翻訳アプリ・地図アプリ(例:NAVER Map)
渡航先の天候や目的に応じて、必要に応じた衣類やガジェットも忘れず準備しましょう。
1-4. 両替・クレジットカード・現地通貨の基礎知識
韓国の通貨は「ウォン(KRW)」です。日本国内の空港や韓国の空港、市内の両替所で両替が可能ですが、レートが良いのは韓国市内の両替専門店です。クレジットカードも大都市ではほとんどの店舗で利用できますが、屋台やローカルな施設では現金が必要なこともあります。あらかじめT-moneyカードを用意すると、交通機関の利用が非常にスムーズになります。
2. 航空券の選び方と予約術 ✈️
2-1. 航空券を安く手配するコツ
韓国行き航空券をできるだけ安く手に入れるには、出発の1〜3ヶ月前に予約することが最も効果的です。特にLCC(格安航空会社)を利用すれば、通常の航空会社より格安で搭乗可能です。以下のポイントを押さえると、さらにお得なチケットが見つかります。
- 曜日別の価格変動を活用
火曜・水曜出発は比較的安い傾向があります。週末や連休前後は料金が高騰しやすいため、日程に柔軟性があれば平日を狙いましょう。 - 航空券比較サイトやセール情報をこまめにチェック
SkyscannerやTrip.com、Expediaなどの比較サイトで複数の航空会社の料金を一括検索。特にセール期間中は、数万円単位で割引が入ることもあります。 - 早朝や深夜便も検討
利用者が少ない時間帯の便は料金が安くなりやすく、狙い目です。
2-2. 直行便と経由便の違い
- 直行便のメリット
ソウル(金浦・仁川)や釜山へは直行便が多数運航。約2時間半のフライトで移動時間が短いため、限られた旅行期間でも効率よく観光できます。ストレスが少なく、ビジネス利用にも最適です。 - 経由便の特徴
中国や台湾、香港などを経由する便は、乗り継ぎ時間がかかるものの、直行便より料金が安く設定されている場合が多いです。乗継地で数時間の観光やショッピングを楽しめるケースもあり、時間に余裕のある旅行者向けの選択肢となります。
旅行の目的や予算、日程を考慮して、直行便か経由便かを選択しましょう。
2-3. おすすめ航空会社と予約サイト
航空会社一覧
航空会社名 | 特徴 |
---|---|
大韓航空(Korean Air) | 快適でサービスの質が高く、直行便が豊富。 |
アシアナ航空(Asiana Airlines) | 大韓航空に次ぐ韓国の代表的航空会社で信頼性が高い。 |
エアソウル(Air Seoul) | 大韓航空グループのLCC。安価で利便性が高い。 |
ティーウェイ航空(T’way Air) | 韓国系LCCの代表格。日本の主要都市からの便が充実。 |
ジンエアー(Jin Air) | 格安で知られるLCC。 |
ZIPAIR Tokyo | 日本発のLCC。新しい路線展開が注目されている。 |
主要予約サイトの特徴と実際の活用法
サイト名 | 料金比較 | セール・割引情報 | 日本語対応 | 使いやすさ | ユーザーの声・特徴 |
---|---|---|---|---|---|
Expedia | 多彩な航空会社の料金を比較可能 | Expedia限定割引やセール多数開催 | 日本語対応が充実 | 初心者でも使いやすいUI | 「キャンセルポリシーが分かりやすい」「セット予約がお得」 |
楽天トラベル | LCCや直行便の検索が充実 | ポイント還元が魅力的 | 日本語完全対応 | 操作が簡単で口コミが多い | 「信頼できる」「日本人向けサービスが充実」 |
エアトリ | 格安航空券が豊富 | 独自割引プランやキャンペーン多数 | 日本語対応良好 | スマホアプリが使いやすい | 「キャンペーン情報が早い」「サポートが丁寧」 |
Trip.com | LCCも含めた幅広い選択肢 | 価格競争力が高い | 多言語対応 | 24時間サポートが頼もしい | 「多彩なオプションが便利」「海外利用に強い」 |
3. ホテル選びと宿泊エリアガイド
3-1. 初心者におすすめのエリア
ソウルでの宿泊は、アクセスの良さや治安、観光スポットへの近さから、以下のエリアが初心者におすすめです。
- 明洞(ミョンドン):ショッピング・グルメ・日本語対応多数
- 弘大(ホンデ):若者文化・カフェ・アート系スポットが豊富
- 江南(カンナム):ハイセンスな街並み・高級志向にも対応
3-2. 日本語対応の安心ホテル
初めての韓国旅行では、日本語対応スタッフがいるホテルを選ぶと安心です。以下のようなホテルは日本人利用者が多く、安心して滞在できます。
- ロッテホテル(ソウル・明洞)
- ソラリア西鉄ホテル(明洞)
- 東横イン(ソウル駅・江南など)
口コミ評価や立地、サービス内容も予約前に必ず確認しましょう。
3-3. 高級ホテルとリーズナブルホテルの選び方
韓国には、世界的なラグジュアリーホテルから、コスパの良いゲストハウスまで多様な選択肢があります。高級ホテルは設備やサービスが充実しており、特別な旅行や記念日におすすめです。一方、リーズナブルな宿泊施設でも、清潔感や立地の良さを備えたホテルは多数存在します。予算や滞在スタイルに応じて選びましょう。
4. 韓国の交通と移動方法
4-1. 空港から市内へのアクセス方法
韓国の主な国際空港は「仁川国際空港」と「金浦国際空港」です。空港からソウル市内までは、以下のような移動手段があります。
- 空港鉄道(AREX):直通列車と一般列車があり、時間に応じて選択可能
- リムジンバス:主要ホテルやエリアまで直行
- タクシー:荷物が多い場合に便利(深夜割増あり)


4-2. 地下鉄・バス・タクシーの使い方
韓国の公共交通機関は安価で利便性が高いです。
- 地下鉄:主要都市では英語表記もあり、旅行者に使いやすい
- 市バス:路線が多く安いが、やや難易度が高い
- タクシー:料金は日本より安く、アプリや翻訳機能で快適利用可能
T-moneyカードを使えば、交通機関の支払いが簡単になります。
4-3. 便利な交通系アプリの紹介
韓国旅行では、以下の交通系アプリを活用するとスムーズに移動できます。
- NAVER Map:地下鉄やバスの乗換案内、徒歩ルートにも対応
- Kakao Metro:地下鉄専用アプリで、リアルタイム情報が便利
- Kakao T:タクシー配車ができ、英語表記にも対応
これらをスマートフォンに事前インストールしておくと、現地での移動が格段にスムーズになります。
5. 観光スポット徹底解説
5-1. ソウルの定番&人気スポット
ソウル観光の王道は、朝鮮王朝の正宮「景福宮(キョンボックン)」や、伝統家屋が美しく残る「北村韓屋村(プクチョンハノクマウル)」です。どちらも韓国の歴史と文化を肌で感じられる必見スポットで、歴史好きから写真映えを狙う旅行者まで幅広く人気があります。
景福宮(キョンボックン)

景福宮は、ソウルの中心部に位置する朝鮮王朝時代の正宮であり、韓国を代表する歴史的建造物です。1395年、朝鮮王朝の初代王・李成桂(太祖)によって創建され、「新しい王朝が大きな幸運を享受して繁栄する」という意味を込めて名付けられました。朝鮮王朝の政治・文化の中心地として長く機能し、王室の主要な住居や統治の場となった壮大な宮殿です。
北村韓屋村(プクチョンハノクマウル)

北村韓屋村は、ソウル特別市鐘路区に位置する、韓国の伝統家屋「韓屋(ハノク)」が密集して残る歴史的なエリアです。朝鮮時代から続く上流階級・両班(ヤンバン)の居住地として発展し、現在も約900軒の韓屋が立ち並び、その多くが現役の住居やカフェ、ギャラリー、文化体験施設として利用されています。
近年急速に注目を集めているのが「聖水洞(ソンスドン)」エリア。倉庫街をリノベーションしたカフェやショップが立ち並び、最新トレンドの発信地として若者や観光客で賑わっています。
ショッピングやグルメを楽しみたいなら「明洞」「東大門」「弘大」などの繁華街が定番です。特に弘大はアートや音楽、個性的なカフェが集まる若者文化の中心地で、SNS映えスポットも豊富です。
聖水洞(ソンスドン)エリア

聖水洞は、かつて工場や倉庫が立ち並ぶ産業地帯でしたが、近年リノベーションが進み、今では「韓国のブルックリン」とも呼ばれる最旬トレンドエリアに。古い建物を活かしたおしゃれなカフェやベーカリー、ギャラリー、セレクトショップが軒を連ね、若者やクリエイターに人気です。特に『cafe onion聖水』や『AMORE聖水』など話題のショップが集まり、Diorやタンバリンズなどのハイブランドの路面店もオープンしています。さらに、ソウルの森公園が隣接し、自然と都市の融合を楽しめるのも魅力。散策しながら最新カルチャーやグルメ、ショッピングを満喫でき、訪れるたびに新しい発見があるエリアです。
弘大(ホンデ)

弘大エリアは、ソウル西部に位置する若者文化とアート、音楽、ファッションの発信地として知られるトレンディな街です。中心には韓国屈指の芸術大学「弘益大学」があり、学生やアーティスト、観光客で常に賑わっています。
主な特徴と見どころ
- アートとストリートカルチャー
- 音楽とナイトライフ
- 個性派カフェとグルメ
- ショッピングとフリーマーケット
- エンターテインメント
夜の観光には「南山(ナムサン)公園」と「Nソウルタワー」がおすすめ。タワーからはソウル市街を360度一望でき、夜景とライトアップがロマンチックな雰囲気を演出します。ケーブルカーでのアクセスも手軽で、展望台やレストランで特別な時間を過ごせます。
また、漢江(ハンガン)沿いの「漢江公園」や「汝矣島(ヨイド)漢江公園」では、ピクニックやサイクリング、春の桜や秋の紅葉、夜景など四季折々の自然と都市の調和を体感できます。盤浦大橋のライトアップショーや各種イベントも見逃せません。
Nソウルタワー

Nソウルタワーは、ソウルの中心・南山(ナムサン)の頂上にそびえ立つ、韓国を代表するランドマーク的存在です。高さは236.7m、南山の標高243mと合わせると海抜約480mとなり、ソウル市内と漢江を一望できる絶景スポットとして知られています。
1975年にテレビ・ラジオの電波塔として建設され、現在は展望台やレストラン、カフェ、ギフトショップなどを備えた観光施設として人気を集めています。展望台からは360度のパノラマビューが広がり、天気が良い日には仁川や開城まで見渡せます。
汝矣島(ヨイド)漢江公園

- 都心のオアシス
高層ビル群を背景にした広大な芝生広場や遊歩道が整備されており、ピクニックやサイクリング、ジョギングなどを楽しむ人々で賑わいます。都会の喧騒を忘れさせる癒しの空間として、四季を通じて多くの人が訪れます。 - 桜の名所・イベントの拠点
春には約1.7kmにわたる桜並木が満開となり、「汝矣島春の花祭り」が開催されるなど、韓国を代表する桜の名所として有名です。秋には世界花火大会や各種コンサート、マラソン大会など、多彩なイベントが行われます。 - 夜景とデリバリー文化
夕暮れ以降は、63ビルをはじめとする高層ビル群のライトアップが漢江に映り込み、ロマンチックな夜景を楽しめます。最近では、チキンやピザなどをデリバリーして芝生で食事を楽しむのが韓国の若者文化として定着。現地のリアルな日常を体験できるのも大きな魅力です。
5-2. 釜山・地方都市のおすすめ観光地
釜山は、都会的な雰囲気とビーチリゾートの魅力が融合した都市です。白砂の「海雲台(ヘウンデ)ビーチ」や、カラフルな街並みがSNSで話題の「甘川文化村(カムチョンムナマウル)」など、海とアートを満喫できるスポットが揃っています。
市場グルメを楽しみたいなら「国際市場」や「チャガルチ市場」へ。新鮮な海産物や地元料理を味わいながら、活気あるローカルの雰囲気を体験できます。
海雲台(ヘウンデ)ビーチ

海雲台ビーチは、約1.5〜1.8kmにわたる美しい白砂の海岸線が広がる、韓国最大級のビーチリゾートです。夏には多くの海水浴客やサーファーで賑わい、ビーチパラソルが並ぶ光景は圧巻。周辺には高級ホテルやカフェ、レストラン、ショッピング施設が集まり、リゾート気分を満喫できます。夜にはホテルや街並みがライトアップされ、ロマンチックな雰囲気に包まれます。ビーチ沿いの散策路や屋台でのグルメ体験も楽しめ、春には桜並木、秋には釜山国際映画祭などイベントも豊富。水族館「シーライフ釜山アクアリウム」や観光列車「ブルーラインパーク」など、家族連れやカップルにもおすすめの多彩なアクティビティが揃っています。アクセスも便利で、初めての釜山旅行でも安心して訪れられるスポットです。
国際市場

国際市場は、釜山を代表する伝統的な総合在来市場で、地元の人々や観光客で常に賑わう活気あふれるスポットです。韓国戦争後、避難民たちが生活のために商売を始めたことが起源で、米軍物資や様々な商品が集まった歴史を持っています。
市場内には約1,200以上の店舗が軒を連ね、衣類、雑貨、キッチン用品、電子製品、化粧品、アクセサリーなど多彩な商品が揃っています。迷路のように入り組んだ路地には、古着市場やグルメ横丁、小物屋通り、かき氷屋通りなど、テーマごとに異なる雰囲気のエリアが点在し、歩くだけでも楽しめます。
歴史好きには「慶州(キョンジュ)」の古代遺跡巡りがおすすめ。世界遺産にも登録されたこのエリアでは、韓国の歴史と伝統文化を深く学ぶことができます。
「済州島(チェジュド)」は、火山島ならではのダイナミックな自然景観と温暖な気候が魅力。美しい海岸線や滝、独自の食文化を堪能しながら、のんびりとしたリゾート気分を味わえます7。
慶州(キョンジュ)

慶州(キョンジュ)は、かつて新羅王朝の都として栄えた韓国屈指の歴史都市で、「屋根のない博物館」と呼ばれるほど多くの遺跡や文化財が点在しています。市内や周辺には世界遺産にも登録された古代遺跡や仏教寺院、王陵などが数多く残り、韓国の歴史と文化を体感できる貴重な観光地です。
済州島(チェジュド)

済州島(チェジュド)は、韓国最大の島で火山活動によって形成されたダイナミックな自然景観が魅力のリゾート地です。美しいビーチや世界遺産に登録された火山地形、滝や溶岩洞窟、伝統文化を体験できる村など、多彩な観光スポットが点在し、「韓国のハワイ」とも呼ばれています。
5-3. 歴史・文化を感じる名所
ソウルでは「宗廟(チョンミョ)」や「昌徳宮(チャンドックン)」など、ユネスコ世界文化遺産に登録された歴史的建造物が点在しています。これらの宮殿や寺院は、韓国の伝統建築や王朝文化を今に伝える貴重な存在です。
「国立中央博物館」では、時代・テーマごとに分かれた展示を通じて、韓国の歴史や美術を体系的に学ぶことができます。地方では「安東河回村(アンドン・ハフェマウル)」や「海印寺(ヘインサ)」など、伝統的な村落や仏教文化に触れられるスポットもおすすめです。
また、「韓服(ハンボク)レンタル」や「書道体験」など、伝統文化を体験できるアクティビティも充実。実際に韓服を着て街を歩いたり、書道に挑戦したりすることで、より深く韓国文化を体感できます。
宗廟(チョンミョ)

宗廟は1394年に朝鮮王朝の初代王・太祖李成桂によって建設が始まり、翌年に完成した王室の祖先祭祀を執り行う儒教の聖地です。ソウルの中心部にありながら静寂に包まれ、荘厳かつ簡素な伝統建築が特徴です。正殿には19人の王とその王妃の位牌が安置されており、位牌が増えるたびに増築された結果、単一木造建築として世界最大級の長さ(101m)を誇ります。宗廟は1995年に韓国で最初のユネスコ世界文化遺産に登録され、韓国の儒教文化や祖先崇拝の伝統を今に伝えています。毎年5月には500年以上続く伝統行事「宗廟大祭」が行われ、王族の末裔や多くの関係者が集い、伝統音楽や舞踊を伴う祭礼はユネスコ無形文化遺産にも認定されています。華やかな宮殿とは異なり、神聖で厳かな雰囲気が漂い、韓国の歴史や文化に興味がある方には必見のスポットです。
国立中央博物館

国立中央博物館は、ソウル・龍山エリアに位置するアジア最大級の博物館で、韓国の歴史・文化・芸術を一度に体感できるスポットです。約42万点の所蔵品のうち、常時約1万点が展示されており、旧石器時代から朝鮮王朝、近現代までの幅広い時代をカバーしています。特に、三国時代の金冠や高麗青磁、朝鮮王朝の絵画、国宝級の仏像「半跏思惟像」など、韓国を代表する文化財が揃っています。展示は時代やテーマごとに7つの常設展示館に分かれ、企画展示やVR体験、子ども博物館、庭園など多彩な施設も魅力。館内はバリアフリー対応で、家族連れや歴史ファン、初めての旅行者にもおすすめです。現代的な建築と広大な敷地、デジタル技術を活用した展示解説も充実しており、韓国のルーツや美意識を深く学べる場所です。
韓服(ハンボク)レンタル」や「書道体験」

韓服レンタルは、ソウルや済州島など観光地で人気のアクティビティです。伝統的な色鮮やかな韓服を着て、景福宮や北村韓屋村、済州島の歴史スポットなどを散策できます。レンタルショップでは、男性用・女性用・子供用まで豊富なデザインやサイズが揃い、2時間、4時間、終日など選べるプランが用意されています。ヘアセットやアクセサリー貸出、写真撮影サービスを提供する店舗もあり、韓国ドラマの主人公気分で旅の思い出を残せます。
書道体験は、韓国の伝統文化に触れられる知的なアクティビティです。専門の体験教室や文化センターで、韓国独自の書体や筆使いを学び、実際に自分の名前や好きな言葉を書いてみることができます。完成した作品は旅の記念やお土産にも最適です。
5-4. K-POP・コスメ・グルメ体験スポット
K-POPファンには「KWANGYA」や「HYBE INSIGHT」など、アーティストの歴史や舞台裏を体験できる公式ミュージアムが人気です。最新のK-POPトレンドを肌で感じられるイベントや展示も豊富に開催されています。
KWANGYA

KWANGYAは、ソウル・聖水洞(ソンスドン)エリアにある、SMエンターテインメント公式のグッズショップです。東方神起、SUPER JUNIOR、EXO、NCT、aespaなど人気アーティストが所属するSMエンタの本社ビル地下1階に2022年オープンし、ファンの間で“聖地”として親しまれています。
HYBE INSIGHT

HYBE INSIGHTは、BTSやSEVENTEEN、ENHYPEN、LE SSERAFIMなどが所属するHYBEが運営する、K-POPファン向けの体験型ミュージアム&展示イベントです。かつてはソウル・龍山のHYBE本社地下に常設施設がありましたが、2023年1月に閉館。その後は、期間限定の特別展示会として各地で開催されています。
コスメ好きには、明洞や弘大、江南の「オリーブヤング」「ARITAUM」など大型コスメショップが集結。日本未発売の新作や限定商品も多く、ショッピング好きにはたまらないエリアです。
グルメ体験なら、地元市場の「広蔵市場」で味わうキンパやトッポッキは必食。韓国伝統料理の料理教室も多く開催されており、旅の思い出づくりにぴったりです。
オリーブヤング
広蔵市場

広蔵市場は1905年創業、100年以上の歴史を持つソウル最大級の伝統市場です。5,000以上の店舗が軒を連ね、韓服やヴィンテージ衣料、工芸品、生活雑貨、韓国食材など、あらゆる商品が揃っています。特に有名なのが『うまいもん通り』で、ピンデトッ(緑豆チヂミ)、麻薬キンパ、ホットクなど韓国ならではの屋台グルメが豊富。食べ歩きが楽しめるだけでなく、地元の雰囲気や活気を体感できるのが魅力です。市場内には日本語対応の店舗もあり、観光客も安心して利用できます。昼も夜も賑わい、歴史と現代が融合したソウルらしい体験ができるスポットです。
6. 食事・ショッピングの楽しみ方
6-1. 韓国グルメの定番と屋台フード

韓国旅行の醍醐味の一つはやはりグルメです。代表的な定番料理には、脂の乗った豚肉を豪快に焼く「サムギョプサル」、ピリ辛で体が温まる「キムチチゲ」、野菜や肉、ナムルを彩りよく混ぜた「ビビンバ」、甘辛く味付けされた「プルコギ」などがあり、どれも地元民から観光客まで幅広く愛されています。

さらに、韓国の屋台フードも見逃せません。モチモチの生地にシナモンと黒糖が香る「ハットク」、辛くて甘いソースが特徴の「トッポッキ」、豚の血を使った独特の味わい「スンデ」などは、リーズナブルで気軽に楽しめるローカルフードとして人気です。屋台や市場、夜市を巡ることで、韓国の食文化の奥深さを存分に体験できます。
6-2. レストランの利用方法とマナー

韓国の飲食店ではセルフサービスが主流の店も多く、水や小皿の副菜(パンチャン)が無料で提供されるのが一般的です。店員を呼ぶ際は「チョギヨ~(すみません)」と声をかけるとスムーズです。
また、箸とスプーンはテーブルの引き出しに入っている場合もあるため、使い方や配置に戸惑うことが少なくありません。初めての方は落ち着いて探してみましょう。さらに、一部の店舗では食後の食器をセルフで片付けるスタイルも浸透していますので、店の雰囲気を見ながらマナーを守ることが大切です。
6-3. 韓国コスメ・ファッション・免税ショッピングのコツ
韓国コスメは高い品質とリーズナブルな価格で世界中から注目を集めています。特に明洞や江南エリアの店舗は日本語対応スタッフが多く、海外からの観光客も安心してショッピングが楽しめます。人気ブランドの限定商品や最新アイテムをチェックするのも旅の楽しみです。
ファッション面では、東大門市場や弘大エリアがトレンドの発信地。若者向けのストリートファッションからハイブランドまで、多彩な商品がそろい、季節ごとの最新スタイルを手軽に取り入れられます。
また、空港や市内の免税店を賢く利用することで、高級ブランドから韓国産化粧品までお得に購入可能。事前に免税手続きの流れを把握し、パスポートを忘れずに持参するのがポイントです。こうしたショッピングのコツを押さえて、韓国旅行をさらに充実させましょう。
7. トラブル対策&安心サポート
7-1. トラブル時の対処法・緊急連絡先
万が一のトラブルに備えて、次の連絡先は控えておきましょう。
- 警察(112)
- 消防・救急(119)
- 在大韓民国日本国大使館(+82-2-2170-5200)
スマートフォンの翻訳アプリや、通訳サービス(1330観光通訳センター)を活用すれば、言語の壁も乗り越えられます。
7-2. 旅行保険と現地サポート
旅行中の病気やケガ、盗難などに備えて、必ず旅行保険に加入しておくことが重要です。クレジットカードの付帯保険だけでなく、必要に応じて別途加入することで補償範囲を広げられます。現地でのサポートデスクが利用できるプランや、LINEで日本語対応してくれる保険会社も増えています。
7-3. 旅行中に役立つ便利アプリ
韓国旅行でのトラブル回避や快適な移動には、以下のアプリが非常に役立ちます。
- Papago:韓国語⇔日本語の翻訳アプリ(会話対応)
- Kakao T:タクシー・バス・ナビまで対応する総合交通アプリ
- NAVER Map:徒歩や地下鉄などの乗換案内に対応
- 1330 Korea Travel Helpline:観光情報&多言語通訳サポート
事前にインストールして、オフライン対応や翻訳機能の使い方も確認しておきましょう。
8. よくある質問とまとめ
8-1. 初心者がよく抱く疑問Q&A
Q:韓国は日本語だけで旅行できる?
A:都市部や観光地では日本語が通じる場所が多く、基本的な旅行なら問題ありません。翻訳アプリも強い味方になります。
Q:T-moneyカードはどこで買える?
A:空港・コンビニ(GS25・CU・セブンイレブンなど)で購入可能です。地下鉄やバスの移動がラクになります。
Q:飲み水はどうすればいい?
A:ミネラルウォーターの購入がおすすめ。ホテルやカフェで無料で提供されることもあります。
8-2. 次回おすすめの旅行スタイル
初回の韓国旅行で主要スポットを満喫したあとは、次回は少しディープな旅がおすすめです。たとえば、カフェ巡り・美容医療体験・K-POPイベント参加・地方グルメツアーなど、テーマを絞った旅にすると、より深く韓国文化に触れることができます。時期を変えて、春の桜や秋の紅葉もぜひ楽しんでみてください。